iTunes Server on Linux

めにゅ〜

• HOWL(mDNSResponder )の設定
• MT-DAAPDのインストール

Howlの設定

ソースファイルの取得

インストール

インストール方法については，
http://www.porchdogsoft.com/products/howl/InstallUnix.html (英文)
に記載があります．

• 取得したファイルを展開します．
  

  # tar zxf howl-1.0.0.tar.gz

• 展開されたディレクトリへ移動します．
  

  # cd howl-1.0.0

• コンパイル，インストールします．
  

  # ./configure
  # make
  # make install

実行に必要なファイル類は，
/usr/local/bin,lib,include にインストールされます．
コンパイルした場所の下のetc/ifup.howlを，/sbin/ifupの代わりにするか，
適用な起動用スクリプトを書いて，『autoipd』起動用に使用します．

設定(起動スクリプト)

展開したソースファイルの中のetcへ移動します．

• nifdを設定します．
  

  # cp nifd /etc/rc.d/init.d
  # /sbin/chkconfig --add nifd

  
  nifd スクリプト中のstart部分の「nifd」を『/usr/local/bin/nufd』 に変更します．


• mDNSResponder を設定します．
  

  # cp mDNSResponder /etc/rc.d/init.d
  # /sbin/chkconfig --add mDNSResponder
  # cp mDNSResponder.conf.sample /etc/mDNSResponder.conf

  
  『/etc/mDNSResponder.conf』中には，以下のように記述ます．
  

  iTunesSvr _daap._tcp. none 3689

  
  『iTunesSvr』はサーバ名なので，適宜変更して下さい．


• 手動でdaemonを起動する場合は，上記のエイリアス定義したインターフェース(eth0:1)を使い，

  # /usr/local/bin/autoipd -i eth0:1
  # /etc/rc.d/init.d/nifd start
  # /etc/rc.d/init.d/mDNSResponder start

mt-daapdのインストール

バイナリファイルの取得

• libid3tagの取得
  http://www.underbit.com/products/mad/へ行き，
  右側の『FTP』か『SourceForge』をクリックします．
  SourceForgeをクリックすると，ソースのリストが表示されます．
  バイナリパッケージは，
  http://dag.wieers.com/packages/libid3tag/ から取得できます．
  ここでは，libid3tag-0.15.1b-3.2.el4.rf.i386.rpmを取得した場合の例を以下に示します．


• mt-daapdの取得
  http://sourceforge.net/projects/mt-daapdへ行くと，
  『mt-daapd』というパッケージがリストされているので，
  これをクリックすると，各種ディストリビューション向けのバイナリパッケージが表示されます．
  ここでは，mt-daapd-0.2.4-1.fc3.i386.rpmを取得した場合の例を以下に示します．


• インストール
  ２つのRPMを下記のようにインストールします．
  

  # rpm -ivh libid3tag-0.15.1b-3.2.el4.rf.i386.rpm
  # rpm -ivh mt-daapd-0.2.4-1.fc3.i386.rpm

• 注１：Cent-OS4に，「mt-daapd-0.2.4-1.fc3.i386.rpm」をインストールできません．
  　　　現在，対策検討中．
• 注：現行安定板の『0.2.4』は，iTunes6で使えます


• /etc/mt-daapd.confの設定
  例えば，以下のように設定します．
  

  web_root /usr/share/mt-daapd/admin-root # このままでよい port 3689 # これもこのまま admin_pw xxx # 設定時のrootのパスワード db_dir /var/cache/mt-daapd # これもこのまま mp3_dir /home/MP3 # MP3ファイルの置き場所 servername iTunesSvr # サーバ名，好きな名前に runas daap # 実行ユーザ playlist /etc/mt-daapd.playlist #PlayListを定義するファイルの場所 extensions .mp3,.m4a,.m4p # これもこのまま logfile /var/log/mt-daapd.log # logとりたい場合に



• 上記のように，実行ユーザ『daap』を指定した場合は，
  ユーザ『daap』を/etc/passwdに登録しておきます．


• 上記の設定例の場合だと，
  /home/MP3以下に 『アーティスト名/アルバム名/MP3ファイル』のようにMP3ファイルをピーします．
  （『iTunes Music』の下のディレクトリをそのままサーバにコピー）
  netatalk2.0がUTF-8で日本語ファイル名を扱う設定にしてあれば，
  MacOSXから，日本語のファイル名をコピーしても正常に扱えます．
  また，MP3ファイルのタグは，iTunesで書き込んだものであれば日本語でも正常に表示します．
  iTunesサーバ経由だと文字化けするけど，
  /home/MP3をMacOSXにマウントして，iTunesに読ませた場合は日本語が正常な場合，
  『ID3タグを変換...』で，『v2.2』を選択したら，正常に表示されるようになりました．
  （他のバージョンでもOKかもしれませんが，未確認です）


• http://IP-address:3689．．．で，簡単な設定用の画面が表示されます．


• /etc/mt-daap.playlist中にライブラリの定義を記述します．
  日本語は『UTF-8』で記述すれば，ちゃんとiTunes上で表示されます．
  

  "The Beatles1962-66 CD1" { Artist is "The Beatles" && Album is "1962-1966 (Disc 1)" }

なお，今回のサーバ設定にあたり，
http://pcweb.mycom.co.jp/column/osx/100/
を参考にさせて頂きました．

注 意

このサイト上で提供しているインストール法，設定例を，
適用した結果生じたいかなる障害・損害に対しても，
私(K.Misu)は責任を負いません．
このサイト上で提供している情報を利用する場合は，
各人の自己責任にて判断，適用して下さい．