ClamAV0.88.x

clamav0.90とclamav0.88.xの共存．

ClamAVのインストール

ソースファイルの取得

• ClamAVのホームページ：http://www.clamav.net/
  ソース配布：http://sourceforge.net/projects/clamav/ へ行き，
  『clamav』をクリック，ソースファイルを取得します．


• 以下のコマンドを実行し，アーカイブを展開．

  # tar zxf clamav-0.88.x.tar.gz

コンパイル

• ユーザ:clamav, グループ: clamav を作成しておきます．


• 下記コマンドを実行します．

  # cd clamav-0.88.x
  # ./configure --prefix=/usr/local/clamav088 --disable-dns  --disable-zlib-vcheck
  # make
  # make install

  上記の設定だと，ClamAV関係のファイルは，/usr/local/clamav088以下に置かれます．


• 設定はclamd.confとfreshclam.confの２つがあります．
  clamav-0.90からclamd.confのフォーマットが一部変わりました．


• Havp0.84以前の場合，ClamAV0.88版も共存させます．
  

  # cd clamav-0.88.7
  # ./configure --prefix=/usr/local/clamav088 --disable-dns  --disable-zlib-vcheck
  # make
  # make install

  上記の設定だと，ClamAV関係のファイルは，/usr/local/clamav088以下に置かれます．


• /usr/local/clamav088/etc/clamd.confの設定例

  ### ClamAV0.88-example LogFile /var/log/clamd088.log LogTime PidFile /usr/local/clamav088/run/clamd.pid DatabaseDirectory /var/lib/clamav LocalSocket /tmp/clamd088 FixStaleSocket User clamav ScanOLE2 ScanMail ScanArchive



• /usr/local/clamav088/etc/freshclam.confの設定例
  （ClamAV0.90とデータベースのファイル構成も違います）
  

  ### ClamAV0.88-example DatabaseDirectory /var/lib/clamav UpdateLogFile /var/log/freshclam088.log PidFile /usr/local/clamav088/run/freshclam.pid DatabaseOwner clamav DNSDatabaseInfo current.cvd.clamav.net DatabaseMirror database.clamav.net Checks 4



• ウィルスデータベースの更新

  # /usr/local/clamav/bin/freshclam

  を実行することで，更新されます．


• デーモンの起動

  # /usr/local/clamav/sbin/clamd -c /usr/local/clamav/etc/clamd.conf

  にて，デーモンを起動させます（後述のClamSMTPに必要）．


• データベースミラー
  Webサーバのルートに，Clamavのデータベースファイルを置くことにより，
  ClamAVの『DatabaseMirror』として使うことができます．

ClamAVについては， http://clamav-jp.sourceforge.jp/jdoc/clamav.htmlを参考にさせて頂きました．
ただし，ここに書かれている内容はClamAV0.75.1以前に対応している様で，
ClamAV0.80以降では少し異なった部分があります．

注 意

このサイト上で提供しているインストール法，設定例を，
適用した結果生じたいかなる障害・損害に対しても，
私(K.Misu)は責任を負いません．
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